ランニングライト(いわゆるデイライト)のワンオフ製作 by まーぼー |
はじめに |
白やブルーがありますが、ブルーのほうが視認性がいい気がします。 そこで!まーぼー‘sラファーガにも、昼間や雨天時の被視認性向上を狙い装着を決めました。 …が、市販されているものを他と同じように取り付けるというのはポリシーに反しているのでイヤでした。 そこで・・・ どうせなら単体のLEDを使い、ラファーガにフィットするようにワンオフでの製作を考えました。 というのも、以前に100個入り1パックの青色LEDの7.5m/mのものを入手していたので、こんなに大量にあるなら贅沢に、市販品よりも少しふんだんに使ったものにしようと思いました。 1個の明るさは10000mcd(10cd)なので、片側に12個使えば120cd(カンデラ)、左右合わせると240cdにもなります! ちなみに道路運送車両法による灯火類の保安基準では、規定の灯火以外は「その他の灯火」になり、これらはスモールなどと連動している必要もありません。 その他の灯火への規制は、「禁止灯火」に抵触していない事、「点滅しない事」、「1灯(1箇所)につき300カンデラを超えない事」などがあるので、それらをクリアしていれば適法となり車検も問題なくパスします。 道路運送車両法の灯火についての保安基準については、灯火の取り付け位置(高さ・左右の位置・他の灯火との距離等)やそれぞれの取り付け数量、点滅するものの規制、使用してはいけない禁止色、もちろん明るさについて細かく規定がなされています。 先日陸運局で確認した内容は以下の通りです。 ・青はフロントガラス上部以外で1箇所につき300カンデラ以下。 ・点滅はしない。 ・本来の役目を持つ灯火器内には取り付けない。 以上の条件をクリアしていれば保安基準には抵触しないとの事です。 もし検査ラインで不適合と言われたら、即、車輌課へ確認に行けば保安基準の詳しい説明を受けられます。 現場にいる検査官が灯火廻りの検査をして合否判定をするので、どの検査官も青色灯火の条件について頭に入っていると思います。 ただし!最近市販されているのは安定化の為にインバーター式になっているので、極端に発振周波数が低いものはチラついて不適合になるでしょう。 1KHz以上ならほぼ問題なく連続点灯しているように見えると思います。 近頃よく見かける、スモールやポジションがブルーやグリーン、たまにはピンクなんかはダメです。「白または淡黄色」と決まっているからです。それに、クリアテールなんかでテール/ストップやウインカーが裸電球まんまの色のものも、後退灯と混同するし、後続車にまぶしいのでもちろん禁止です。 反射板さえも規定があって、フロントに赤の反射板はリアと見間違えの危険があり、リアに白(クリア)の反射板はバックランプと混同するのでこれまたダメです。 あとは車両の幅や長さで必要な灯火の種類や数量が変わりますので、以上の点をクリアしている必要がありますので、ご自分でワンオフで灯火関係をLEDで製作される場合は十分ご注意下さい。 なお、このレポートをヒントに何か製作し取り付けしたりされ、トラブルや法令違反がありましてもまーぼーは一切それらの責任は負えませんので、そのあたりは自己責任でお願いしますね。
かなり前置きが長くなってしまい、そろそろあくびのでる頃かと思いますので、本題に入ります。とは言っても、かなり簡単なもので恐縮ですが・・・。 |
製 作 |
まず片側分のLEDを取り付けるためのベースになるものが必要です。 今回はアクリル板の黒で1ミリか2ミリ位のものを適当に、予め採寸した取り付け部に合わせて切ります。
2. カタチをニッパーやヤスリで整えてから、ヒートガンで暖めて多少のカーブをつけて、取り付け部のアールに合わせていきます。 今回はフロントグリル両サイドの、バンパーとボンネットフードの隙間に取り付けるのでその部分に合わせます。
3. おっと!その前に、左右で対称になるように、LED取り付け用の穴を開けていきます。
4. 今回は片側に12個のLEDを使用するので、使用電圧を考えて3個1組にして、それを4組使います。 ですので電流制限抵抗もそれぞれ4組作ります。 LED差込用の穴にA(アノード)とK(カソード)を互い違いになるように差込み、各AとKをつなぎ、3個1組にします。 Aが+側、Kが−(マイナス)側です。 抵抗は入力側、すなわちA側に接続します。
こんなイメージですかね、ちぃっと判りにくいですが・・・。 最初のAの前に制限抵抗がつき、これで1組です。 5. これらをベースプレートに取り付けていくのですが、今回は取付け用の穴の向きは縦にAとK分を開け、それを横方向に12個分あけていきますので、取り付け時のアノードとカソードの足の方向に注意。 具体的には、 こんなカンジで1組の接続になりますので、12個差込む時にも注意します。一箇所でも逆ですと点灯しません。 6. 取り付けたら、それぞれを半田でつなぎ、抵抗の入力側を1つにまとめて、抵抗側は+なので短絡防止のために熱収縮チューブで抵抗や、むきざらしのリード線を保護します。 そして入力用とアース用のリード線を半田で取り付けたら、みなさんご存知のグルーガン(ホットボンド)で裏側を全部と、LED同士の隙間を埋めてしまします。 LEDのお尻とベースプレートの間も、振動防止のために埋めます。
端子の防水も兼ねているので、シッカリと埋めます。(見た目よりも機能重視・・・それにしても汚いなぁ〜) 7. 同じものを反対側の分も作ります。 今回のは左右の入力側を1本のリード線でつなぎ、その片側に電源からのリード線をつないで、まとめています。 あとは入力側にヘッドライトのON/OFFでコントロールするためのリレーを接続します。
リレーの接続部もシッカリ防水するためにグルーガンで埋め、熱収縮チューブで保護します。 接続配線については次項の図を参照して下さい。 |
取 り 付 け |
さて、いよいよ車両への取り付けです! 上手く点灯するかなぁ? 周りからの視認性はどうかなぁ? 昼間でも確認できるものだろうか? と、心配事は尽きませんが、とにかくリレーのINをIGNオンで通電する所につなぎ、ヘッドライトのマイナスにも接続します。
白いのがその線です。 まーぼーのラファーガは元々、ヘッドライト点灯時はポジションをカットするようにしてあります。(ライト点灯中にポジションがついていても無意味だから)そのための赤い線に今回の白い線を割り込ませています。 取り付けは外装品用の両面テープで行いました。 一応、配線は保護チューブを使って保護しています。 溶断や断線しないためにも、必要です。
大成功!!ヤッタね〜♪
各部の接続も完了し、恐る恐るイグニッションをオンにすると・・・見事点灯しました! ヘッドライト点灯でのカットも上手くいってます。
昼間でもよく見えます、LEDはレンズによる指向性が強いので心配しましたが、角度を変えて見てもほぼ判ります。
晩にポジションやフォグなしだと相当明るいし、結構遠くまで光が届いています。
フォグ点灯しても、青っぽい光はわかりますし、とってもウレシイ〜!
次は配線接続図です。 リレー配置図 (OMRON製 G5LC−1)
リレーの2〜4間と1〜3間はつながりません。 2を接続しなければ、ライトON時でも関係なく点灯します。(それならリレー要らないじゃん・・・)
注意:ヘッドライト入力検知はHI/LOWどちらの時でも必要なので、ヘッドライトカプラーのマイナス側より取ります。 LED:青LED:D=(RT-u7507K9129T
3.3v 20mA 10000mcd)×12個 (120カンデラ) (抵抗計算) D=3.3V 3個1組、直列接続なので3.3×3=9.9(V) 14.4−9.9=4.5(V)・・・・・バッテリーからの入力電圧は14.4V R1+R2=227Ω・・・・・元の電圧からLED消費分を引いて、残りが抵抗(R)にかかる電圧(E) E=4.5(V) R=227Ωより、電流値(I)は 4.5÷227≒0.01983(A) 電流(I)≒0.02A=20mA 片側12個は3個1組なので(20mA×1組)×4組=80mA 消費電力は片側につき、14.4×0.08=1.152W 左右合計で2.304W(約2.3W) ヘッドライト入力時は3番への出力が5番の開放へ切り替わるので、消灯します。 IGN. オン時、及びスモールのみ点灯時は3番接点へ出力されます。 今回製作したものは、およそ7〜80メートルほど先まで届いています。 やはり片側で120カンデラはかなり明るく、既製品には負けていませんε= v(^ω^)v という事で、今回の製作はこれで完了です。 Byまーぼー
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