ELメーター by まーぼー  (2/5)
 

メーター分解


 全てのメーター盤をバラします。

 でも、バラす前にスピード・タコは“0”ところの指針止めを裏からプライヤーなどでつまみながら表側へ押し上げて抜きます。

 この時、このピンは抜ける時に勢い良く飛んで行き、飛ばしてしまうとあまりの小ささに見つけ出す事は困難ですので、表側をもう一方の手で塞いでおく事が必要です。

 ピンが抜けると、指針はフリーになり、“0”よりも下へ行きます。

 水平でも垂直でもいいので、最後に指針が止まった位置の、番の最外側に位置を記す為にマーキングをします。(組み付ける時にその位置が重要です)

 赤のビニールテープを小さな三角に切って貼るとようでしょう。その点が、いわゆるコイルの“0”点です。

 水温系は盤のネジを外し、盤とコイルがフリーになるようにしてから、盤を持って、コイルを持ち上げます。

 すると指針が少し浮きます。浮くと更に下へ指針が下がって止まります。この点が“0”点で、やはりマーキングをしておきます。

 水温計のストッパーは、ピンではなく指針付け根の裏側についた突起が、指針潜り抜けの穴の扇形の溝に当たるようになっているので、これをかわすようにしないと“0”点がわかりません。

 燃料計は、最初に現在の位置にマーキングをしてから指針を抜きます。

 アス/ラファの燃料計はキーオフでも保持されるタイプなので、“0”点がありません。ですからこのやり方で、最後の組み付け時に位置を合わせます。

 燃料計と水温計の指針は、チビマイナスのドライバーを2本使い、コイルと盤を止めている黒いビスを支点にして両側から指針中心にマイナスを差し込んでこじ上げます。

 この時、床に置いたほうがやりやすいです。

 ギギッと音がして軸は残り指針だけが抜けます。

 次にスピードとタコですが、こちらは先に盤を止めている黒いビスを外し、盤が動く状態にしてからロングノーズプライヤー(いわゆるラジオペンチ)かニッパーで、盤の裏から指針の軸が回らないようにシッカリ挟みます。

 その状態で、指針中心の丸い部分を指でつまみますが、指先が丸い部分の下に入るように。

 かなり固いですが回しながら引っ張り上げるとギギッと音がして、抜けます。

 もし、回しても音がしないようなら軸が一緒に動いています。

 燃料計等のようにすると、指針に軸がついたまま抜けてしまい、これは最悪の状態です。復旧できなくなりますのでご注意!

 以上で指針と盤とコイルは完全に分裂します。

 結構細かい作業ではあります…(^_^;)
 

メーター文字盤製作


次は、EL用の文字盤の作製です。

先ほどまでにバラしたそれぞれの盤をスキャナーにかけます。

   

今回スキャンしたのは、万が一失敗したら困るので、あらかじめヤフオクで入手した予備のメーターユニットです。

2.0用しか入手できなかったためレブリミットが2.5用とは異なります。

でもこれは後述しますが自分なりの解決策を見つけました。

また、もうひとつ予備が欲しかったのですがアス/ラファ用がなく、CC2ビガー25S用のAss‘yを購入。

同様にヤフオクでたったの1600円で入手しました。(しかもほぼ新品に近い!)

私は、ワードを使って大きさの調整を行いました。

水温・燃料・タコ・スピードの4つを1つのページに貼り付けます。

サイズ合わせは実際にタテヨコの寸法を測り、ワード上でサイズ調整をします。

4つそれぞれの間隔はなるべく空けたほうがよいです。

キッチリ合いにくいのですが、大体一番近いサイズでO.K.です。

一応、それで出来たものを普通紙で試しに印刷して、それに実物を重ねて大きさを確認します。

合わなければまた調整してもう一度確認…、この繰り返しです。

ちょっとめんどくさいですが、ある意味これが手順の中で一番重要でしょうか。

サイズが大体合ったら、本刷りです。

私が使用したのはTooと言うメーカーの「クリアラベルM」A4というつや消し半透明の粘着タイプのラベルシートです。

たまたま中耐水というランクのもので、たしかこれは東急ハンズにて購入しました。

他にも色々なつや消し透明の粘着シートや耐紫外線・完全耐水の保護フィルム付きなど、結構たくさん試しました.

今のところ今回使用したのが一番いい感じです。

印刷すると、一回では薄くて透かしても黒い部分から向こうの光が見えてしま います。

印刷後丸一日乾燥させてもう一度同じ位置で重ね刷りをして濃くするために印刷しました。

それでも良く見ると、若干プリントラインと言うか、横方向にシマシマが見えますが実用上は問題ありません。

二度刷りしたものも丸一日は乾燥させます。

一度目も二度目も、乾燥させる時にホコリがすぐに付くので、なるべくホコリの飛ばない場所で乾燥させることをお奨めします。
 

ELシート


印刷した文字盤が完全に乾いたら、余裕を持って四角く切り抜きます。

それを、用意のELシートに貼り付けてしまいます。

今回使用したのは秋葉原の秋月電子通商さんで扱っているデカELシート・専用インバーターセット白というやつです。

これをネットで購入しました。

シート1枚、予備端子4個、小型インバーター1個、ハーネスキット、006Pの9V積層電池がセットで税込み2300円/台です。

また、自動車で使う場合は定電圧にするために13.8vを5v〜12v可変で任意に降下させるためのキットが 必要となります。

同じく秋月さんのシートと同じページにでています。

 

ちなみに今回は予備も含めてELシートセットとスイッチング電源キットを各4セットずつ購入しました。

ELシートとインバーターは3組、定電圧キット1台を実際に使用しました。

これは可変定電圧スイッチング電源キットで700円/台ですが、ケースや小物はないので別途適当なものを用意します。

キットですから部品の基板取り付けは自分でします。

チップ部品があるので半田付け時になくしたりしないように注意。あまり熱を持たせてもダメです。

今回は大阪・日本橋のシリコンハウス共立さんで調達。

スチール製のシャーシケース、I/O用コード部に使うゴムブッシュ、基板をシャーシに取り付けるためのスペーサーを購入。

コネクターカプラーやスパイラルチューブ・ヒューズホルダーなどはホームセンターで購入

 


 

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