今回フットランプを製作するに当たり、LEDに細工をしてみたり、レギュレーターを使う事に対しての自分なりの問題点、ふっとランプを常時点灯併用にする事への製作前の室内テストをしました。
今回使用するLEDは、
仕様
型 番:504SBC3F01ZI
順電圧:Min3.1v Typ3.3v Max3.5v
順電流:20mA
光 度:Min9.000mcd Typ10.000mcd Max11.000mcd
波 長:Min465nm Max475nm
半減角:Min13°Typ15°Max18°
Tsod :260℃ for 5 Seconds
Made in China(弊社依頼先中国LEDメーカー)
という物を、昔ヤフオクで100本1005円で購入した物
このLEDを使用するに当たって、加工したい点は、「半減角:Min13°Typ15°Max18°」
光度は10.000mcdと明るいのですが、照射範囲が非常に狭いのです。
デイライト向きのLEDなのです。
一般的?に照射角の狭いLEDを拡散させて光らせる方法としては、拡散キャップという物が
あります。
拡散キャップを使うと、安いLEDを使う意味が無くなってしまうので、邪道な方法
で拡散させる事にしました。
邪道な方法にも、一般的?と言っていいのかどうか・・・・
LEDの砲弾型の頭をカットして、平らにする(ヤスリなどで削り、コンパウンドで磨く)方法があります。
私も、この方法で拡散させる様にしたLEDを灰皿、肘掛、コインボックスに付けていますが・・・・
今回はちょっとしたヒラメキから、鉛筆の様に尖らせてみてはどうなのか?
実験がでら比較してみました。
まず、LEDをどうやって鉛筆に様に尖らせるか・・・
最初に試したのが、ドリルの先にLEDをテープで固定してヤスリに掛ける
芯がずれて削るどころではありませんでした(泣
次に試したのが、芯がずれるのだったら直接回してみてはと・・・・
出っ張りが少ないのと、強く締め付けると割れてしまいそうなのとで、結局うまく削れませんでした。
しかたがないので、手でコツコツヤスリ掛け
左から、ノーマル、頭水平カット、鉛筆ヘッド
鉛筆ヘッドは最終的にはもっと尖らせました。
3つ並べて点灯してみました
順番は、上の写真と同じです。
ノーマルは照射範囲が狭いですが、際立って中心が明るいのがわかります。
真中の頭水平カットと右の鉛筆ヘッド、照射範囲は大して変わらないのですが、中心が鉛筆ヘッドの方が明るいのがわかります。
これを水平から見てみると
ノーマル 頭水平カット 鉛筆ヘッド
写真では真中の頭水平ヘッドの方が拡散している様に見えますが、実際は鉛筆ヘッドの方が拡散性が良く、より電球に近い照らし方をすることがわかりました。
今回使用するLEDは12個・・・・
一生懸命手作業で12個を鉛筆ヘッドに加工しました。
今回、常時電源から電力を取りますが、3端子レギュレーターはアースを取るので電気は流れっぱなしになります。
果たして、いかほどの電流が常時で流れっぱなしになるのか・・・
一応検証しておくことにしました。
パレットボードにレギュレーターを含め、製作本番前にシュミレートした物です。
レギュレーターのアースをテスターで計測してみます。
結果、3.97mAと、微小な電流しか流れていないことがわかりました。
これで安心して使用できます。
製作前に点灯テストを行いました。
パレットボードは非常に便利なのですが、リレーだけは・・・
ひっくり返して、ミノムシクリップで接続
ドアが一つ開いた状態です。
ドアの開閉の変わりに、スイッチを押すとアースが接続し、電気が流れる。
常時点灯時です。
4箇所のLED群のアースを分岐し、一箇所に集めたスイッチを押すと、全部が点灯!!
問題は無い様なので、いよいよ製作です。
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